今年の4月から血圧の基準が
変わったことはご存知ですか?
あくまで
と判定する基準です。
140/90mmHgから
160/100mmHgになりました。
国際的な流れや、
基準値が下がった後に受診する人が増えて
医療費が逆に上がったなどの理由からです。
高血圧の薬には、
目を瞑りたくなる論文もありますしね。
高齢者の場合、
年齢に伴い血管の弾力性が失われてきて
血流が悪くなり、
血管に対して血流の圧がかかりやすくなります。
そのため全身の臓器に血液をいきわたらせるには、
ある程度血圧が高くなければいけません。
若い時よりも血圧が高いからこそ、
脳への血流も十分保たれて
認知症にかかりにくくなりますし、
認知症になっても
症状の軽い元気な状態が続くと考えられるのです。
今後、
メタボの基準値の修正案も出ているみたいですね。
今までは、
腹囲が男性で85cm、女性で90cmです。
これを男性で83cm、女性で77cmへ修正するというものです。
女性の基準値が大幅に変更になるかもしれませんね。
肥満は、多くの病気の原因になり、多くのリスクになります。
最近は肥満症治療薬も認可されてきてますが、
気になったら、
食事、
睡眠、
運動
の順に見直してみるのがいいですね。
そもそも血圧とは
血液を送り出す時の血圧を
収縮期血圧(上の血圧)
と言い、
心臓がリラックスして拡張した時の血圧を
拡張期血圧(下の血圧)
と言います。
この基準値に従い、健診施設は結果表を作成し、
基準値から外れてしまった受診者は
医療機関を受診することになります。
医療機関では、
血圧が高いと血管が傷付けられ、
脳出血や脳梗塞、
心筋梗塞などの
命に関わる病気のリスクが高まるため、
まずは生活習慣の改善をし、
それでも血圧が下がらなかったら降圧剤を飲んで
血圧を下げましょう
という指導がされてたと思います。
しかし現在、
脳出血の患者様は急激に減少しているのをご存知でしょうか。
現在は健康意識も高まり、
バランスの良い食事をするようになり、
動物性タンパク質や脂肪分などを
しっかりと摂取するようになりました。
そのため、
栄養状態がよくなり、血管も強くなったため、
少しくらい血圧が高くても破れにくくなったのです。
高血圧になる仕組み
血圧は1日の中でも変動があり、
活動している時は高く、
安静にしている時は低くなります。
体を動かすという点でもそうですが、
考え事をしていたり、勉強をしていたり、
何かに集中したりする時も
高くなります。
つまり
血圧を上げて脳に十分血流を届かせている
のです。
また、
人間は誰もが加齢に伴って血管の弾力がなくなり、
硬くなっていきます。
そのため、
血圧を上げないと末梢まで血液が十分届きません。
つまり、
末梢の細胞まで十分な栄養を運ぶために必要なので
血圧を上げているのです。
年齢が上がると、必然的に血圧も上がっていく
という仕組みがお分かりいただけたかと思います。
上記のことから分かるように、
必要があって血圧を上げているのにも関わらず、
日本では一律『130/80』という基準値を男性も女性も、
若い人もお年寄りにも当てはめ、
そこから外れる多くの方に対して降圧薬を処方し、
血圧を下げていた訳です。
私たちの見た目はひとりひとり異なります。
背の高い人と低い人、
太っている人と痩せている人、
若い人とお年寄りなど多様です。
それと同じように、
私たちの血圧もひとりひとり異なります。
同じ人でもその時の環境や条件で血圧は変動します。
なぜなら常に安定した体調を保つためには、
その時その時で血圧を上昇させたり、
下降させたりすることが必要だからです。
高血圧予防や改善には、
生活習慣の改善が欠かせません。
- 塩分の摂取は6g未満に
- 適正体重を維持する
- 飲酒は控えめに
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