成長期を過ぎればカルシウムは不要?

 「自分は猫背が楽なんです。」


デスクワークやスマホ操作などで


前かがみの時間が長くなると


背中が丸まり、


いわゆる猫背の姿勢になってしまいます




猫背が楽なのは、


体幹部分の筋力や柔軟性の低下に原因がある場合が多いから。


猫背は腰の負担増加や


呼吸が浅くなる原因にもなります。


背骨のS字カーブをを保つべく、


日々姿勢に気をつけ、


日常的に体を動かしたいですよね。




高齢者の場合だと


過去の脊椎圧迫骨折が原因で


猫背になってしまっている事もあります。


圧迫骨折が原因の場合は


猫背を治すのは難しくなってしまうので、


ウォーキングなどの運動による刺激


カルシウム摂取で骨密度を高く保って


骨折を予防しましょう


よく、


成長期を過ぎてもカルシウム摂取の為に


牛乳は飲んだ方がいいんですか?



歩かないと骨は弱くなるんですか?





と質問頂きます。

成長が止まっても


骨は絶えず破骨細胞に壊され、


骨芽細胞で修復して作り替えていて、


全身の骨は大体10年位で入れ替わると言われています。


また、血液中のカルシウムは常に一定に保たれています。


その濃度を調整するのが骨。


血中のカルシウムが不足すると骨が削られてカルシウムを動員します。


だから大人になってもカルシウムは必須です。



ただ


カルシウムをとっただけでは骨は強くなりません



同時に運動などで骨にある程度の刺激が


加わっていないと弱い骨になります。


地球に帰ってきた宇宙飛行士が自力で立てないのは、


無重力で筋肉と骨が弱くなっているせいです。


活動的な日常生活を送っていれば


必要最低限の力は加わっています。


地面を蹴って大きな歩幅で歩くだけでも


十分な刺激になりますよ!





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